
18日、智美術館で有邦君の茶碗でお茶を頂いて来ました。立礼でしたが館長の林屋晴三さんが御亭主でした。林屋館長は有邦君の父上である素山さんと懇意で備前を良く紹介されていました。昭和50年前後、円山窯があるご自宅に2,3日お邪魔する機会がありました。綺麗な素敵なお母様の手料理を頂き、窯上げをしたばかりの灰が被ったままの作品を目の前して抹茶もいただきました。なんと贅沢な日々だったのでしょう!素山さんが伊部に移られてから、真面目でダンディーな長男のマコトさんが主です。近頃はマコトさんの緋襷の茶碗で娘が茶を点ててくれます。なかなか好いものですね。
45年以上前、有邦君のお兄さんであるタダオさんと学生時代下宿が一緒だったんです。目黒の鷹番で東横線の学芸大学駅のすぐ側にある松永邸です。私たちの1,2年前には金重晃介さんも下宿されていたようです。今でもあの頃の路が眼に浮かびます。駅を出てお金があると“洋食屋龍”により夕飯(めったにありません)三井BKの前を通り右側に“マッターーホーン”ケーキはもちろんウインナーコーヒーが美味しいんです。そして産婦人科を右折するとすぐ右に大きな松永邸です。産婦人科のご夫婦が派手な恒例の夫婦喧嘩。なつかしいです。
広い東京でいい友達によくも遭遇したものです。

その後伊部に素山さんが窯を築かれ立派な平屋のご自宅をお造りになりました。
その頃又伊部のご自宅ににタダオさんと一緒に出かけました。その時は離れに有邦君の家があり、確かそこに泊まったような気がします。
今でも印象に残っているのが、朝早く工房の自宅の周りを長い竹箒で掃いておられた有邦君の奥さんです。本当にすがすがしいお姿でした。今日美術館に来る電車の中で娘に奥さんの話をしたところでした。
有邦君と林屋先生の対談の折奥さんが去年なくなったことを知らされました。なんと青春の一角が崩れていくような気持ちになりました。
二人顔を合わせた時、お互い歳取りましたなあと有邦君と笑いました。
今年最初のおせち料理の写真の中に素山さんのご存命の折頂いた瓢箪の徳利が写っています。わたしの宝物です。
posted by ラック店主 at 14:58|
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